ご挨拶

 広島市立大学医用画像工学研究室のウェブページにようこそ。当研究室は2014年度に知能工学科/専攻にて開設されました(※)。初代研究室長である私は、大学工学部〜大学院での研究、海外の研究所、臨床医学の実践の場に近い大学病院の中の研究室など、様々な研究機関で25年にわたり医用画像工学の技術およびシステム開発の研究に従事してきました。その間、医用画像工学に関する技術は大幅に進歩しました。撮像される画像の空間および時間の解像度が向上し、MRIでは様々な撮影法が開発され続けており、光CTなどの新しい撮像方法も実用化されています。一方、画像情報を処理する計算機の能力も大幅に向上した結果、大規模データの学習に基づく高度に知能化された処理技術が実用レベルに達しています。また、インターネットをはじめとする通信技術・環境の普及に伴い、遠隔画像診断はすでに実用化されています。すなわち、撮像方法および機器の発達や診断方法の多様化によって、医療に使用される画像データの量は年々爆発的に増加しており、医用画像情報の処理技術に対する期待も年々高まっています。

 本研究室のモットーは、「実際に使えるモノをつくる」 です。ここでいう「モノ」とは技術やソフトウェアです。医療や医学の現場での問題の本質を掴んで適切な解決法を見つけることができれば、必ず役に立つものがつくれます。当研究室では、そんなスキルを身につけた人材を育成したいと考えています。

 

広島市立大学 情報科学部 教授  増谷 佳孝

 

※大学院医用情報科学専攻の発足に伴い、2016年度より医用情報科学科/専攻の所属となりました。